ノルトロックワッシャーとは何なのか?

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自分用メモ 4つで360円の高級ワッシャー

バイクのボルトの緩み止めにギザワッシャーでも買いに行ったのだけど、こっちを買って帰った。振動と温度変化に強いのでは?と直感的に思ったので。値段も高く原理もわからないので調べた結果を自分用にメモ

ノルトロックワッシャーの概要

  • 北欧スウェーデンの企業(ロゴもかっこいい
  • カム機構と表面硬化処理で緩みを防止する原理
  • ワッシャだけでなくボルトも再利用可
  • 座面に潤滑材OK
  • なんとライフタイムワランティ
  • 新幹線にも使われる信頼性

緩み防止の仕組み

そもそも、ネジの締結には

  • 軸力の保持が必要、発生した軸力はネジの摩擦によって維持されている。

ここまではわかる。そこでノルトロックワッシャのHPだけど抜粋内容から言うと

  • 2枚のワッシャが相互にカム構造によって単方向にのみ回転できるようになっている。
  • 許される回転方向はネジが締まる方向。
  • 緩む方向に動作する際にはカム山高さを超えるクリアランスが必要になる。
  • クリアランスと回転角がネジ山ピッチよりも大きいので緩まない仕組み。
  • カム機構を使っているので摩擦力に頼らず機械要素的に緩みを防止する。

なるほど良くできている。では締結ワークとワッシャーとボルトをどうやって固定、一体化させているかというと(ワッシャーが回らなくてもボルトが回ったら本末転倒)

  • ワッシャー表面の凹凸でボルト、ワークに食い込んでいる。

これって摩擦なんじゃねぇの?の思ったけど単調な凹凸形状ではなさそう。

この凹凸、きちんとボルトが緩みにくく、締めやすい方向になるようにこちらもカム形状になっている。三角断面といえばよいだろうか。加えてボルトやワークに食い込むように硬化処理も加えてあるらしい。ここのカム高さはネジピッチよりも大きいのだろうか・・・?そのあたりはwebサイトには書いてなかった。が、要求条件に相手ワークとボルトがワッシャより高度が低くないと効果を発揮しないようだ。理論的には物凄く加振してやればワークやボルトの食い込みが摩耗して緩むな。と思った。俺のバイクがそんなに加振するとは思わんけど。

そして一番驚いたのはワッシャーなんで使い捨てみたいなもんだと思っていたけど、ライフタイムワランティを謳っている。確実な固定ということに対する企業姿勢に思えるけど、ワランティ申請するより買ってくる方がコスト低いからメーカー側も負担少ないのかな。

ひとまずグロムのミラーは振動がひどいと有名なので、そこで様子見。

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