先日、MINISFORUMのUM250を購入して大満足だったのですが、Windows11に対応していませんでした。iMacの27inch M1プロセッサ搭載モデルが発表されなかったので、このままWinのminiPCをメインPCに据えてもいいかなと考えた結果、上位モデルのHM80を買いました。HM90の発表直後だったこともあり、大幅値引きされていたため購入を決意しました。ちなみにスペック比較をするとこうなります。
項目 | HM80 | UM250 |
プロセッサ (型番) | AMD Ryzen 7 4800U | AMD Ryzen Embedded V1605B |
プロセッサ (コア数/スレッド) | 8C 16T | 4C 8T |
プロセッサ (定格/ブースト周波数) | 1.8GHz / 4.2GHz | 2.0GHz /3.6GHz |
プロセッサ (アーキテクチャ) | Zen2 | Zen |
メモリ | DDR4 16GB | DDR4 16GB |
ストレージ | PCIe SSD 512GB | M.2 2280 SATA SSD 256GB |
グラフィックス | AMD Radeon Graphics 1.75 GHz | Radeon Vega 8 Graphics 1.1GHz |
対応OS | Win 11, Win 10pro | Win 10 Pro |
外部出力端子 | HDMI 2.0(4K@60Hz) x1, DisplayPort(4K@60Hz) x1, USB-C Port(4K@60Hz) x1 | HDMI 2.0(4K@60Hz)x1, DisplayPort(4K@60Hz)x1, USB-C Port(4K@60Hz)x1 |
外部IF | USB Type-C(DisplayPort対応) x1 USB 3.1×2 USB 3.0×4、 | USB 3.1 Type-A x4 (Gen2C3 Gen1 x1) USB 3.1 Type-C x1 |
サイズ | 150×56×150 mm | 128×127×46 mm |
全体的にグレードアップして、今後のサポートも長そうな構成になりました。これで価格差は12000円ほどでした。USBポートが増えたのも個人的にはポイントです。お得なお買い物したかなと思いたいです。
到着、開封、セットアップ
UM250を購入した際より少し大きな化粧箱です。内容物はほとんど同じで、VESAマウント用の短いD、HDMIケーブルも付属しています(これが何気に便利です)。性能アップに合わせてACアダプタも大きくなるかなと思いましたがかなり小さいACアダプターが付属してきました。VESAマウントも改良されていて、本体にビス止めする必要がなくなり、取り外ししやすくなりました。マウント側に凸、PC本体側に凹があり、これらの突起を引っ掛けるだけになっています。今流行りのテレワーク用のPCとして自宅に据え置き、たまに会社にPCごと持っていくといった使い方を意識したのか、ACアダプタの小型化や、VESAマウントからの脱着性が良いように作ってあるようです。
しかし、セッティングに難がありました。本体がUM250より大きい影響で筆者のモニターアーム(Amazon Basic)と共締すると、モニターアームの関節と干渉してしまいます。ただ、本体がそこまで重量級ではないので、以下の方法で固定しました。
これでは使用するうちに緩みが発生するので流石にRYZEN7を落っことすわけにもいかないので、増設用マウントを検討しました。が、1900円もするので、ものは試しに汎用ステーでの固定を検討しました。
背面固定に必要だったもの
- 汎用ステー
- M4x20 4本
- M4x8 2本
- M4ナット2個
- M4 ワッシャー(調整用)
VESA規格のネジはM4x10 のようですが、筆者のモニターのMITSUBISHI RDT272の場合は 純正ボルトがM4x14でしたので忘備録として記録しておきます。汎用ステーの厚みが2mm、用意したのステーの板厚1.2mm、マウントネジ取付部の厚み方向の外寸が4.5mmでした。M4x20のボルトをM4x18にしておけばワッシャーも不要かと思います。筆者はとりあえず長めのボルトを買ってワッシャーで調整したり、以前間違えて購入したM4x12のネジを短く変更してM4x6相当に現物調整しました。ステーと、購入したネジで1000円を超えましたが、作業自体は大変でなかったので節約できたと思います。ちなみに一番時間がかかったのでは間違えて購入したボルトを短くする作業でした。包丁用の砥石の一番荒い面で研いだのですが、ダイヤモンドやすりか、サンドペーパーの方が早かっただろうと思います。
この方法のデメリットは増し締めが非常に行いづらいところです。
使用感
パワーアップしたUM250でなんの不満もありません。この値段でUM250同様に3DCADも動くし、office proもついてきます。冷却ファンの音はアイドル時、負荷時ともに若干増したように感じます。ですが気になるほどではありません。この記事の作成時点ではこの機種はモデルチェンジしてHM90に切り替わっているようです。HM90は天板にも冷却穴が空いているのでより良いエアフローでもしかしたら静かになっているかもしれません。実際の音量はファンの形状や回転数、エアフロー、給排気箇所の開口面積などで変わるだろうと思いますがこの手のPCの進化が楽しみです。
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