HONDA車にヤマハのオイル入れても大丈夫なのか
結論としては大丈夫だった。筆者のGROMのオーナーズマニュアルには以下を満たすように指示がある。下記の規格をすべて満たせと書いてあるけど、ヤマルーブプレミアムは満たしていないところもある。
- JASO規格 MA
- SAE規格 10W-30
- API分類 SG・SH・SJ・SL
ヤマルーブプレミアムはASO規格MA2、なので上位互換。SAE規格が10W-40なので高温側の粘度が高い。まぁホンダも最近推奨オイルのウルトラG1を10W-30から5W-30に変更したりしてるし、粘度は目くじら立てて気にすることでもないでしょと。API分類は正確には不明。ワイズギアのwebサイトを見ると。ヤマルーブはSLまたはSJとの記載があったのでAPI分類は満たしていることになる。
気持ち的にもやもやする
ホンダ車に競合するヤマハ製のオイルを入れるのは熱狂的なメーカー信者には許されないかもしれない。だけど、ネットで見ると、結構たくさんの人がやっているようだ。筆者は付き合いもあって使い始めたので気にしないことにしている。別にアンチヤマハじゃないし。
ちなみにUTC(エネオストレーディング)のオイルを入れた時は何も感じなかった。
比較対象
最近使った格安鉱物油、UTC 4サイクルモーターサイクルオイル(10W-40、SJ、MA1)を比較対象とする。
レビュー 良かったところ
- スムーズに感じる。振動やノイズが少ないように思う
- 低回転(2500~3000 rpmくらい)でもギクシャクしにくい
- アクセルオフでのエンブレが弱く、走りもスムースに感じる
- 高回転(5000 rpm↑)からの回転上昇も良い
- オイルがあったまった後のピックアップも良い気がする
- 全合成オイル、高級オイルという安心感とその割に低価格
- ちょっとだけ燃費がいいし、スロットル開度も小さい気がする
- ネット通販で買っても蛇腹の注ぎ口が付いてくる
- カタログスペックも高い(MA2)
レビュー いまいちのところ
- 低価格での供給が不安定。Amazonが安いけど、いつもあるわけではない
- 乳化する。連鎖してNランプが不点灯になる
- 耐久性は微妙。ある時突然死して、Nに入りづらくなる(1800~2000 kmくらい)
- 低価格オイルとの性能差と価格差が見合ってるかどっこいどっこい
- 冬場の始動後の自動チョーク時間が長いのが気になる(今後検証したい)
結局継続使用するか
チョイノリだけなら格安オイルが筆者にはあってると思う。ロンツーとか夏場の使用を控えているならその時だけヤマルーブを入れようかなといった感じ。長い期間使ったし、少なくとも筆者のオイルのベンチマークになることは間違いない。これから冬に向けてはHONDAの新G1も試してみたい。
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