ネット通販で一番安く買えるオイルで走ってみた
Amazon、楽天、ヤフーショッピングで購入可能な1Lサイズの4stバイク用エンジンオイルで一番安いオイルを探したら「UTC バイク用4サイクルオイル 1L SJ」が一番安かった。購入先はAmazon。700円台。もう少し早く買えば600円台だった。そのくらい安い。最近愛用のヤマルーブプレミアムの半額。
*注釈 楽天はポイント還元や送料も含めて検討。Monotaroに1 L売りでもっと安いオイルがあるけど、送料も含めて検討したので
夏場に2250 kmを走った。前回使用のヤマルーブプレミアムに戻したので比較しながら印象を記録しておく。この距離で交換した理由はホンダ指定の3000 kmは少し長いかなかと思ったから。だからと言って半分の1500 kmはさすがに短すぎると思って間をとった距離。自動車もメーカーは5000 km毎とか言いつつ整備工場は3000 km毎に交換とかいうし、ケミカルは宗教だと思っている。
継続使用の候補になる
結論として継続使用の候補。安いし、特に支障はない。ヤマルーブプレミアムの方が性能は良いのだろうけど通常使用で有意差みたいなのは感じられなかった。以下はヤマルーブプレミアムと比較しての感想。
UTCオイルの使用感
- ミッションの操作感は良好
- エンジンの吹け上がりは4500 rpmの上が少し重い気がするけど、筆者の使用方法では問題にならない
- エンジンの動作音?は少し大きくなったかも
- アクセルオフ時のエンブレが僅かに強くなった
- 燃費はわずかに低下した。
- 耐久性は1800 km前後でシフトフィールが変化
- 2250kmで交換したオイルはヤマプレを交換したときと比べて黒め
- オイルの減少と乳化は無し
ヤマルーブプレミアムと比べ、ミッションは思ったより使用感に差がなかった。操作感は少し硬いかもしれないけど気にするほどでないし、最後までNに入りづらいこともなかった。1800 km前後でシフトショックが大きくなった気がするけどそれも、クラッチを切って空走状態から連続でシフトタウンしたときの音が大きくなった程度。ペダルを操作する足が痛いとか思ったことは無い。
エンジンの吹け上がりが重いと書いたけど、ちゃんと上まで回る。そもそもそんな高回転型のエンジンだと思っていないし、筆者は4500±1000 rpmくらいをよく使うので何も問題ない。ただ、少しアクセル開度大きくなった気がするし、エンブレも強くなったかもしれない。これが動粘度のちがいってやつかなぁなんて勝手に思っている。
燃費はわずかに低下した。63.4 →61.8 km/L(△1.6 km/L、△2.5%)といってもこの比較方法が正しいのかは疑問。潤滑性能なのか、密封性能によるものなのかは気になるところ。
オイルの減少や乳化もないがヤマルーブプレミアムもこの時期は乳化しないようなので差を評価するには時期が悪い。
オイル交換してみたら黒いオイルが出てきた。酸化したとか、洗浄性能が仕事したとかは色で判断するつもりはない。
1L缶で買っても余るけど活用している。
1L缶で買うと、100 mL余ってしまう。筆者は保管しておいて、フラッシングに使っている。といっても、容量が足りないので、オイル排出後に注入し、プラグコードを外した状態で数秒間セルを回す程度。一応、少し色がきれいになってオイルが排出される。次のオイルとして使ってもいいけど、オイルを計量せずにオイル缶の傾き具合でどのくらいいれたか判断しているので、古いオイル600 ml+開封したオイル300 mLみたいな注ぎ方は面倒なので、お気持ち程度のフラッシングをしている。化学でいうとこ共洗い、リンスといった方が表現が近いかな。
オイル交換が手間でないならUTCはあり
筆者はエコオイルチェンジャーというオイルドレンコックを導入したのでオイル交換の手間が減った。バイクをゆすったり、傾けたりしないでオイルを抜くだけなら、工具無しで行える。オイル受けとレベルゲージをふき取るキッチンペーパー1枚さえあれば十分。オイル受けも古いオイル缶をドレンコックの下に置いてみたところ、ちょうど吐出口がオイル缶のキャップの高さとぴったりだった。
なので安いオイルを頻繁に交換するという使い方ならUTCオイルはアリだと思う。空冷エンジンなので夏場の油温が上がった後の性能が気になる。今回は変化を感じなかったし、問題があればすぐ交換すればよい。
コメント