筆者は整理整頓が苦手です。引出しから道具を出し入れするとか、脱いだ服をクローゼットにしまうとか。そのくせ持ち物も多いので部屋のあちらこちらに荷物が床置きされています。おかげで床掃除が億劫になるという負のスパイラルです。
先日購入したヘルメットはバイザー付きなのでバイザーを傷つけないように収納したなと思っていました。合わせて毎日使う通勤カバン、 通勤時の上着の床置きをやめようと思い壁収納を追加することにしました。賃貸なので壁にフックを直打ちするわけにもいかないです。幸い木工は好きなので2×4材で作ることにしました。
やることは柔らかい木材でただ柱を立てて好き勝手にフックや釘を打ち込むだけです。
買うものは2つだけです
- 2x4材
- ラブリコまたはディアウォール
ちなみにディアウォールやラブリコはホームセンターでも購入可能ですが、自分はネットで買いました。安かったので。一方で2×4材はホームセンターで購入した方が良いと思います。
木材をホームセンターで購入する理由
- 天然物なので在庫品にばらつきがある。店頭購入なら、在庫の中で自分の求めるものを選べる。
- 選ぶ内容は木のソリ、節、腐り、色、木目、ササクレやカット面の綺麗さなど
- 店頭購入すれば、木材カットサービスが使える。
- 店頭購入すれば持ち帰りにトラックを貸してくれる。
- カットサービスの端材も持ち帰れるので何かに活用できる(かもしれない)
ホームセンターに行く前に下調べ
ホームセンターに行く前に設置場所の天井高を調べて置きます。今回は2箇所収納を作るつもりなのでそれぞれ測定します。
材料は木材なので1 mm単位で厳密に測定する必要はありません。今回は床〜天井ともう一箇所床〜カウンターの間にも設置します。それぞれ高さは2430 mmと900 mmでした。ラブリコ説明ではの設置のために設置部の高さからラブリコの大きさ分95 mm引くと良いそうです。Amazonレビューに95 mmは切りすぎだとレビューがあったので80 mm分を引くことにしました。
- 床〜天井 2430 mm →2×4材は2350 mmになるように
- 床=カウンター 900 mm →→2×4材は820 mmになるように
すると必要な2×4材は合計で3170 mm必要になります。実際にはノコの歯幅や在庫品の先端の品質が悪い(後述)のでそれより少し長い商品を見つけないといけません。
ホームセンターで購入
今回はまずサービスカウンターに行きました。必要な2X4材の長さが長いので持ち帰り用にトラックを借りるためです。商品の持ち帰りのためであれば無償で貸してもらえます。空きがあるか確認して、トラックの借用手続き(免許証確認など)とカットサービスの手順を聞いておきました。お店によって、まずは木材を購入してからカットのところもあれば、木材とカットの費用を同時に払うお店もあります。そのお店の手順を教えてもらったら、いよいよ2X4材の購入とカットです。
実際2×4材は長さにも規格があってフィート単位で何種類かあります。長さ以外にも防腐剤入りなどもあります。今回はいたって普通のSPF材を使います。在庫の中から以下を注意して選びます。
- ねじれがない、
- ソリが少ない。
- 節も少ない(嫌な位置にない。大きすぎない)
- 変な汚れや大きな欠損もない
陳列の中からパッと見で良いものを選んで、最後に写真のように見て細かい反りやねじれを確認します。選ぶ時に作業用手袋を持って行くといいですが、お店によっては革手袋を用意してくれているところもあります。
自分は12フィート材(約3600 mm)を買いました。その場でカットサービスを依頼しました。
カット後に持ち帰りをどうするか聞かれ、トラックを借りる手はずをしていると伝えると、優しい店員さんが木材をトラックまで運搬、積み込みを手伝ってくれました。ホームセンターで借りたトラックを運転するときは慣れない車でドキドキします。(トラックといってもAT車です)。
釘打ち用の柱を立てる
材料が揃いましたので柱を立てます。ラブリコを木材に取り付けて柱を立てるだけなので簡単です。まずは開封検品。ただの四角い箱でなくてなかにリブがたくさん入っています。圧縮強度が高そうです。
2X4材の端にラブリコをかぶせて立てようとしたら、木材長さが長すぎました。ラブリコの長さ調整部分を最短にしても床と天井の間に設置できませんでした。2X4材をラブリコの指定長より20 mm長くしたのがまずかったようです。結局のこぎりで20~25 mmカットしました。SPF材は柔らかいのでこの辺り修正が簡単です。その後は問題なく予定の位置に設置できました。木材の反りが僅かにあるので反りの凸方向が壁側になるように配置しました。その方が安定して設置できるかと思ったからです。そのあと、スマホの水準器アプリを使って垂直になるように確認しながら設置しました。あとは壁を基準にして傾いていないか目視確認もして何度も確認しました。
次にヘルメットホルダーを作ります。購入時に出た端材から適当に切り出しました。ヘルメットの衝撃吸収クッションを傷めないように角のない形にして、ささくれなどが出ないようにサンドペーパーで磨いて仕上げとしました。少し長さが短いので落下しないか心配です。
釘打ちの際には斜めうちになるのでまずはボンドで仮止めしました。ボンドが乾いたらコーススレッドで固定するわけですが、その前に手持ちのキリで穴を開けてビス打ちのガイドとしました。家にあるコーススレッドで長さがちょうど良いものを選んで打ち込みました。キリの穴あけも、ビス打ちもSPF材が柔らかいおかげで手工具でできました。電動インパクトや電動ドリルなしでも大丈夫です。
あとはカバンや上着を引っ掛けるフックも打ち込んで行きます。柔らかい木材なので失敗してもやり直しが効きます。
同じように床置きしていたインターネットのwifiルーターやONUも床置きにならないように固定しました。掃除は楽になりましたが、これはもう少し上につけても良かったかなと思います。ビス2本で引っ掛けているでのすが、この距離感を合わせるのが少し面倒なのでとりあえずこのまま行きます。
完成 インプレッション
床置きがなくなって部屋も片付き、掃除も楽になりました。出勤用の荷物もまとめられました。ヘルメットは安定して設置できていますし、取出しも楽です。まだスペースはあるので鍵や時計などを入れる小物も合わせて収納できるよう改善したいです。
ONUとwifiルーターはこれはもう少し上につけても良かったかなと思います。ビス2本で引っ掛けているでのすが、この距離感を合わせるのが少し面倒なのでとりあえずこのまま行きます。
ホームセンター利用のアドバイス
筆者はこれまでいくつかのホームセンターを利用しましたが、mm単位の誤差が出ても良いか必ず確認されます。カットするのは木材ですのでソリの影響やセッティング、カット機の精度などの影響だと思います。木材は湿度の影響で反ったり伸縮するものなので寸法が狂うので自分はいつも快諾しています。また、カットは1カットいくらという値付けなのですが、オペレーターが親切だと、2本の木材を同時にカットしてカット費用を安く抑えてくれるようにしてくれるときもあります。同じ長さの木材が複数必要な時にはこうしてもらうと便利ですし、それぞれの長さも同じになりやすいです。(指定長から同じだけ狂うイメージです。)また、目的などを伝えると相談やアドバイスをくれることもあります。例えば、自分はいつも木材の端の捨て切り量は相談か、お任せしています。ここは端面が綺麗でなかったり、凹んだり傷ついていることが多いからです。購入した木材から必要な寸法を切り出す際に、長さに余裕があれば節を避けるようにカットできるか対応してくれるオペレーターもいます。お店というより、店員さんによって違います。以前、スーパービバホームの店員さんは、自分の作りたいものを伝え、図面を見せたところ、カットサービスの際のカットの詳細の相談(そのときは自分の選んだ木材の反りや節はいいけどねじれが大きいことを指摘して、他の在庫品と交換してくれました。他にもレンタル工具の選択、必要な消耗品選び(刃物やサンドペーパー)まで相談に乗ってくれました。後日同じお店で木材カットを依頼したときは有無を言わさずカットを始める店員もいたので店員さん次第です。なのでカット依頼表は丁寧に書くか相談しつつ書くと良いです。(事前に書くのも良いですが、節とか、捨て切り量とかその場で決める項目もあるので臨機応変に対応します。)
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