2万キロ超えグロムの整備 -ハンドル周り編- 効果抜群かも

未分類

基本は清掃と給脂

ハンドル周辺の可動部の分解、清掃、給脂(注油とグリスアップ)してやることで性能維持を図るというか、操作フィーリングを軽くしたかった。あとは錆止め。清掃箇所は以下の箇所。

  • クラッチレバー
  • クラッチワイヤー
  • ブレーキレバー
  • スロットルワイヤー
  • スロットルパイプ

レバーは分解清掃とグリスアップ

ところで給油と給脂の違いだけど、ここではオイルを使う場合は給油、グリスを使う場合は給脂の表現を用いるものとする。ブレーキレバー、クラッチレバーどちらもボルトとナットで止まっているだけに見えるけど、大違い。ボルトはブラケットと締結。さらにブラケットの先でナットと締結。ボルトは抜けないようにボルト頭を上にピボットに刺さっている構造。何重ものフェイルセーフだと思う。ちなみに筆者はフールなので、昔このナットを緩めずにボルトを回したらマイナスドライバーの先端が折れたことがある。バイクが無事だったので何よりであった。

ボルトはピボットの役割もしているのでボルトとレバー側ピボットの清掃と給油を行った。使用グリスはワコーズのハイマルチグリース。レバーのタイコがはまる部分にはシリコーングリスを使用。こちらは安いAZシリコーングリス。PTFE入りのKUREのシリコーングリス持ってるのだけどケチって使わなかった。

クラッチワイヤーにはAZ Moc-002を給油

前にもやったことがあるので問題はないと思う。

バイク雑誌とかにはワイヤーインジェクターなる高価な道具でクリーナーやラスペネ、スプレーグリスやらをまさに「注入」しているが、筆者はそんな道具は持っていないのでオイルを給油する。クラッチレバーと、エンジン側のタイコを取り外したらアウターシースを上に向けてインナーワイヤーを上下させてワイヤーとともに新油を押し込む。ワイヤーにまとわりつかせながらオイルを道連れにしてシース内にオイルを行き渡らせるといった方が正しいか。オイルの濡れ性と重力を利用した原始的な方法。昔はこの方法でオイルを入れてたって話も聞くからこの方法、淘汰されるだけのデメリットがあるんだろうな。エンジン側からある程度オイルが出たらしばらく放置。というか、オイルが染み渡る時間を利用しながら他の作業をしたという方が正解か。アクセルワイヤー側と交互にやって浸透時間を確保。あまり汚れたオイルは出てこなかった。先に5-56とか吹き込んでおけば、洗浄、置換が効率よく進んで作業性も上がるかなと思ったので次回はそれも試してみたい。

アクセルワイヤーにもMoc-002

アクセルワイヤーへの注油作業は初めて。ハンドルをロックまで切った状態でアクセルONから手を離すとスロットルの戻りが悪い時があるのでどうしてもやっておきたかった。

初めての作業なので一番手間取ったのはタイコの取り外し。スロットルワイヤーを取り外すにはスロットルの裏側の2本の+ボルトを外す必要があった。

それからスロットルボディ側は8 mmのスパナでカバーを外すとご対面。

注油作業はクラッチワイヤーと同じで、ハンドル側、スロットルボディ側両方のタイコを外してインナーワイヤーを動かしながらオイルを浸透させていく。

スロットルパイプは清掃と給脂

正直これが一番効果あったと思う。スロットルをひねるとき、戻すときの軽さが全然違う。ワイヤーの効果とはあまり思ってない。操作してみるとスロットルパイプとハンドルとの間に摩擦があったんだなって感じる。それが軽くなってる。スロットルグリップにかかる体重や腕の重みでスロットルパイプとハンドルは押さえつけられてたけど、その力がとても少なくなったように感じる。(同時に筆者はがちがちハンドルを握っているわけである)

内容は簡単で、スロットルパイプを外して(その前にバーエンドを外しておく必要がある。)引き抜いたスロットルパイプの内側にシリコーングリスを塗布するだけ。樹脂のパイプと金属のハンドルとの間の摩擦が大幅に軽減される。正直、そんな効果ないと思って作業していたので写真はない。

フロントブレーキの目視点検

特に清掃もメンテもしていないけど、フロントブレーキはブラケットごと外して、パッド残量を確認しておいた。

コメント

タイトルとURLをコピーしました