グロムの純正ブレーキパッドを経験してからリアブレーキ沼
筆者は鈍感だし、バイクに詳しいわけでもない。グロムに乗るまでブレーキフィーリングを気にしたことは無かった。以前住んでた場所では坂が多く、ブレーキパッド交換に踏み切った。世間ではデイトナの赤パッドが良いと言われているけど、あまのじゃく&シンタードに興味があったのでSBSの915SIに手を出した。915SIはCRFと共用なだけあって、(後にGSX125やGIXXER150、CB125Rとも共用になるが) 林道用のブレーキパッド。オフロードでの泥詰まり防止なのか、スリットもない。ストッピングパワーも向上したけど、思ったよりマイルドだった。
こうなるともうリアブレーキのことが気になってしょうがない。フロントブレーキは気にならないから不思議なもんだ。
そういうわけで同メーカーの上位グレードを試す
そういうわけで、SBSのwebページを探すと峠用のパッドが見つかる。これは正確には上位グレードというよりも用途違いで性能をチューンしているのだろうか。同じシンタードだし。そうい訳でRSIシリーズが存在するのだけど、ミニバイクのリアには使うなと記載されている。すぐロックしてしまうのでだろうか。
でも本国サイトや他の海外サイトもあさってみると台湾SBSでグロムのリアに使っている例もあった。さすが世界最大のバイク用パッドメーカーである。
とにかく気になってしょうがないので915RSIをネット通販で探すと見つかったので、購入。
さすがにキタコが国内推奨していないからか、メーカー取り寄せになっていて入手に時間がかかった。具体的には2022年8月に注文して、予定納期12月上旬の連絡。実際に届いたのはさらに遅れて1月。
装着は23年のGWに。取り付けてまず1週間、当たり付けの慣らし運転。その後一度取り外して点検して、清掃と一部グリスアップ。再度取り付けて本格運用開始。
915SIと915RSIの違い
ちなみに見た目の違いとしてはバックプレートの見た目は同じ。熱伝導の良さそうな銅を含んでいそう色。摩材はやや黒っぽい色。そして何よりスリットの有無で違う。林道で泥詰まりしないようにSIにはスリットを切っていないのか、それとも摩材の剥離の起点を減らすための工夫なのか。
キタコ取扱いSBS 915RSIの使用感
当たりもついて、使用感を一言で表すなら、求めていたフィーリングになったかなと言った感じ。軽いくブレーキを当てた感じで915SIよりも少しだけ効いている感じ。そこからブレーキを踏みこんでいくと自分の感覚と一致しながらブレーキの効力が立ち上がっていくイメージ。ブレーキの奥のフィーリングが求めていたものになった感じ。軽い当て効きは915SIでよかったのだけど、その奥の不足分が補えている。図にすると下のような感じで、純正と915SIは踏んでも奥の効きが不足しているイメージと言えばよいだろうか。
ダストや寿命はまだわからない。
とはいえ気になりだしたらしょうがないだけの話
リアル知り合いでもGROMのリアブレーキ効かないよねって人はいるし、web上には効かないというレビューがたくさんある。だけど同じHONDAでもMONKEY125とCRF250は同じキャリパー。おそらくDAX125のリアキャリパーも同じ。メーカーも違えど、GIXXER150に125cc最強の運動性と名高いGSX-125、GSR-125も同じキャリパーっぽいがリアブレーキが効かないという話はあまり多くない。MONEKYは着座位置が後ろだし、CRFはそもそもホイールサイズが違う。ジオメトリの影響だけでなくて、マスター側ピストン系やレバー比も違うかもしれない。それにサーキット用グロムの話はあまり出てこない。とはいえ、ここまでリアブレーキパッド試すのは筆者が気にしすぎなのかも。
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