グロムのフロントサスセッティングを変更してみた

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ぼくの考えたさいきょうのサスセッティング

これは素人の悩み抜いた末の備忘録。サスセッティングなんてほとんど不要のはずの筆者がグロム沼にはまる過程でついにフロントフォークの内部にまで手を出した。

変更箇所は

  • フロントスプリング→右のみ変更 キタコの5.5N。左は純正スプリングのまま
  • フォークオイル→左右ともカワサキ G-15
  • 油面→左右とも80mmに設定

変更してみた印象

動かないサスになったなぁというのが第一印象。バイクにまたがった状態でバイクをゆすってみるとフォークが伸び縮みしにくくなったことが良くわかる。それからサグが増えたように思った。これは前後でデータをとっていないので気のせいかも。依頼したバイク用品店からの帰路ではそこまでバネレートが上がったとは思わなかった。これはブレーキングの時に結構奥まで入るから。同時に姿勢変化を作りにくいなぁとも思った。なのでコーナリング中はハンドルが高いようにも感じた。

通勤からツーリングまで使用時間も増えて慣れてくるとまた新しい印象にも気づいた。急ブレーキで一気にストロークを使いきるスコン!と姿勢が変わることは無くなったように思った。ここは不満点だったので解決した。それから歩道に入るときのような大き目の段差ではガツンと来る衝撃もなくなった。単純に脚が硬くなったのではなく、時間をかけて衝撃を吸収している感じがする。なのでフォークも動いてるし、ハンドルへの衝撃も減衰している。これも満足。

交差点の右折のようなタイトターンでは姿勢変化が小さくなったことで小回りしづらいなぁと思った。小回りしたい交差点から、大き目のコーナーまで全体にバンク角が増えてハンドルで回るより車体全体でバンクして回っていく挙動が増えた。最初はネガな部分に思っていたのだけど、姿勢変化を作らなくていいことに気づくと、また違った印象になった。例えば路地のクランクみたいになっている箇所での切り返しが早くなった。それから交差点への侵入。今まではブレーキ、フロントに荷重+フォーク縮む、その後にハンドルを切って曲がって、アクセルONと小さいバイクを操ることを楽しんでいた。ある種、「タメ」のある操作だった。フォークセッティング変更後はブレーキかけて減速終了したらすぐにバンクで曲がっていける。なので減速からアクセルONまでがすぐになった。ハンドル操作が減ったし、操作のバイク許容度が増えたように思う。選べるラインも増えたようにも思う。フォークが縮み切る時間、伸びる時間を待たずとも次の動作に移れることが関係していると思う。交差点全体の通過時間は短く、曲がっている最中の速度も上がったように思う。ただバイクを操ってる感は減ってしまった。

ブレーキングではフロントにじわっと荷重がかかる(ずっとかかっているようにも思う)のでブレーキの不満が増えた。もっとブレーキが強くかけられると思うようになって、特にブレーキの奥でもっと効いてほしいと感じている。ブレーキ全体で薄く滑っているようにも思う。逆にどんどんブレーキレバー握れるようになった。

心配していた微振動や路面の小さい段差についてはあまり変化はなかった。ハンドルで感じるレベルは一緒。むしろ、くぼみのある路面で伸び側が仕事をしているような気もする。

全体に落ちついたハンドリングになった。ひとことでいうならツーリングバイク用のセッティングとしては素晴らしいセッティングだと思う。

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